ロッテ伊東勤監督(50)が百戦錬磨のテスト生の能力を見極める。1日、千葉・鴨川での秋季キャンプがスタート。本格的にチーム強化に着手した伊東監督は、9日の第1回合同トライアウト(Kスタ宮城)終了後の10日以降に3選手のテストを行うことを明かした。OBで阪神を戦力外となった小林宏投手(34)を始め、北京五輪代表で元西武のG・G・佐藤外野手(34)、元中日の佐伯貴弘外野手(42)が参加する。来季に向けた戦力補強へ、自らの目で確かめる。
実績や知名度は関係ない。伊東新監督は、小林、G・G・佐藤、佐伯の3選手に対し、10日以降に数日間のテストを行うことを明かした。「崖っぷちの選手は力以上のものが出る。それに期待したい。優勝経験があるとかは関係ない。戦力として行けるか行けないのか。それを見極めたい」。能力を純粋に評価する考えだ。
テスト生の目玉となるのは小林だ。ロッテ生え抜きで4度の2ケタ勝利をマークし、10年には抑えで29セーブを記録し日本一に貢献した。だが同年オフに海外FA権を行使しメジャー移籍を目指したが、有力なオファーがなく挑戦を断念。阪神と2年契約を結んだが輝きを失った。昨季は救援失敗が度重なり、今季は1軍登板機会なしに終わり、戦力外となった。
「今のままで終われないという思いは強い」。小林はシーズン後、現役続行を希望。関係者によれば、他球団も獲得に関心を示したが、小林自身はロッテ愛があり、復帰への思いが強かった。そして伊東体制の下でテストを受けることになった。
斉藤投手コーチは「はっきり言えば2年間の実績はない。ロッテ時代の小林宏の感覚なのか見たい」とフラットに判断するつもりだ。G・G・佐藤は今季はイタリアでプレー。伊東監督は「右の大砲がいないのでタイプ的には当てはまる」と補強ポイントに照らし合わせた。ロッテを救える人材ならば、ユニホームに袖を通してもらう。【広重竜太郎】



