ポスト球児はオレだ!

 阪神松田遼馬投手(18=波佐見)が1日、秋季キャンプ初日の紅白戦で猛アピールした。7回に登板し、最速146キロの直球を武器に3人斬り。中西清起投手コーチ(50)も来季中の1軍デビューに期待。楽しみな若虎が現れた。

 いける。使える。キャンプ初日の高知・安芸市営球場。若虎が躍動した。ルーキー松田が紅白戦の紅組3番手で登板。7回裏、豪快な直球を投げ込んだ。先頭清水への初球、146キロのストレート。バットを折りながら三塁ゴロに打ち取った。続く藤井宏には、これも直球ばかり5球続け、最後は外角で空振り三振。最後の打者田上も左飛に仕留め、打者3人で斬った。

 松田

 アピールポイントの真っすぐで勝負できたのは良かったです。ダメなボールもあったけど、いいボールも何球かありました。

 ルーキーイヤーの今季は主に先発としてウエスタン・リーグ8試合に登板し、3勝2敗、防御率3・86だった。先月、宮崎でのフェニックス・リーグでは1クール目に1試合先発したが、以降は中継ぎに挑戦。練習試合も含め4試合にリリーフで登板し、9イニングを投げ、3失点。ポスト球児の期待も高まる右腕は「1イニングで自分の力をすべて出して、抑えるのは合っているかもしれません」と新ポジションにも意欲的だ。

 2軍時代から松田を指導する中西投手コーチは「ファームで抑え、セットアッパーをやってもらってな。どこかで使える場面が出てくるかもな。交流戦明けとか、どこかで使う可能性も出てくる」。当初、来季いっぱいは2軍で抑えとしての経験を積ませる方針だったが、来季中の1軍デビューの可能性も出てきた。

 課題はある。「フォークも練習しているけど、まだまだ試合では使えない」。武器の直球を磨くことはもちろん、決め球習得にも取り組んでいる。だが、いきのいい松田の姿は、チーム再建を目指す阪神にとって朗報だ。近い将来、ストッパーを任せられるかもしれない逸材。楽しみな存在が現れた。【山本大地】