今日3日、日本シリーズ第6戦が東京ドームで行われる。
パ王者の意地を見せるには、パ・リーグの戦い方をするのが一番だ。徳俵に足がかかった日本ハム栗山英樹監督(51)は「勝ちパターンの投手は早くからつくってもらおうと思っている。特に1点でもビハインドになれば、どんどん(つぎ込む)。宮西、石井、増井が2回ずつ、それに(武田)久が1回を投げれば、先発は2イニングでいいんだよ」と明かしたように、大胆に投手を代えていくつもりだ。
第6、7戦は、DHが使えないため、投手に打順が回る度に代打を起用すれば、DHが存在しているかのような流れをつくることができる。「そのくらいのことは考えている。投手もそうなんだけど、(ベンチ入りに)野手も増やしたいんだよね」。“仮想DH”のために、打者を多く控えに置いておきたい考えだ。
今季の交流戦、日本ハム投手陣の安打は、多田野の内野安打ただ1本。今シリーズの1、2戦目も吉川、武田勝で計3打席に立ち、そのすべてが三振に終わっている。「ヒットは期待できない」と話す栗山監督は、シリーズ開幕前に「全戦DH制」のプランも口にしていたほどで、仮想DHをつくるパ・リーグ戦法は、攻撃力の低下という最大のウイークポイントを補うことが出来る。
崖っぷちに立たされても、栗山監督は前を向く。「強い巨人は簡単に勝たせてくれない。2勝3敗で東京ドームに戻るというのは、最低のラインとしてイメージがあった。最低限のシナリオでは進んでいる」と、想定内を強調した。【本間翼】
▼今季の公式戦で日本ハムの代打成績は打率2割7分3厘、7本塁打、35打点。代打の打率、本塁打、打点すべてリーグ1位で、打率は12球団トップだったが、今シリーズの代打成績は12打数0安打。代打の出塁が第4戦二岡の敬遠だけで、安打はまだ1本もない。対する巨人の代打陣は9打数3安打で打率3割3分3厘と、代打成績でも巨人に負けている。公式戦では的中した日本ハムの代打策が、シリーズでは決まらない。



