阪神からFA宣言しメジャー移籍を目指す藤川球児投手(32)が20日、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」を受賞。都内で行われた表彰式に出席し、感極まるシーンがあった。

 07年7月29日横浜戦(甲子園)に、骨髄移植して白血病を克服した武山虎太郎くんを始球式に招待。自ら捕手を務め、白球を投げ込んできた少年の手紙が、目の前のスクリーンに映る。

 「毎日友達と楽しく学校に行ってがんばっています。あの時のボールとユニホームは僕の宝物です」

 藤川の目から大粒の涙があふれ出た。「感無量ですね…」。地元・高知の元高校球児が骨髄移植を要する血液腫瘍を発症したことを知り、07年から骨髄バンク支援に取り組んだ。自身もドナー登録。野球教室や寄付など活動を続ける。米球界でプレーしても活動を継続する考え。「自分の人生にもつながります」と言葉に力を込めた。