思い出深い地元、大阪・吹田市に「宮本公園」が誕生するかもしれない。ヤクルト宮本慎也内野手(42)が22日、大阪・吹田市の藤白台小を訪問し、全校生徒608人の前で講演を行った。当時は放課後に走って帰ってランドセルを置いては、公園で野球にのめり込んだ日々。卒業以来約30年ぶりに訪れた母校で「かなう、かなわないはあるけど、目標を持って、それまでの過程で努力することが大事」と言った。

 小6年時に身長147センチだった小柄な少年が、2000安打を達成するトッププロになった。当時の夢は「巨人の4番」と告白。「巨人ならもうやめていると思います」と笑った。ヤクルトに入り、チャンスをつかんで今がある。「思い続けることが、今思うと大事」と語り掛けた。

 そんな宮本が汗を流した小学校の隣にある藤白公園が、「宮本公園」になる可能性が出てきた。現在は吹田市のPR大使を務めているが、同市の井上哲也市長が「そこでずっと練習してきたし、宮本選手の名前を付けてもおかしくない」と、改名プランを語った。野球選手は数多くても、公園の名前になれば異例中の異例。夢中でボールを追った思い出深い場所に「宮本」が付けば。2000安打に続く、新たな勲章になるかもしれない。【前田祐輔】