今月26日にドラフト1位の花巻東・大谷翔平投手(18)と入団交渉に臨む日本ハム栗山英樹監督(51)が、大学教授でもある指揮官らしく、「進路相談」で口説く。22日、札幌市内のホテルで行われた新入団選手発表に出席。交渉中の大谷は欠席だったが、直接出馬となる次回交渉へ向け「(メジャー挑戦という気持ちを)翻意させようと思っていくわけじゃない。大谷君の夢って、メジャーで長く活躍したいということだよね。その夢のために、こういう方法が一番確率が高いということを説明したい」。メジャー挑戦への後押しという姿勢を打ち出し、実現のため、理論的に日本ハム入団のメリットを説く。
今季も常に選手のことを最優先に考えて戦ってきた、栗山監督らしい言葉だった。ドラフト直前にメジャー挑戦を表明した大谷に対し「あそこで発表して、翻意なんてするわけない」と理解を示しながらも、「大谷君の夢をかなえさせてあげたい。そのためにオレに手伝えることはないか」という思考から、説得ではなく、相談に乗るつもりでいる。
昨オフ、ダルビッシュがポスティングシステムでメジャー移籍したように、日本ハムは選手のメジャー移籍希望に寛容な球団。メジャー球団を経験したスタッフが数多いことも、前回の交渉で山田GMらが説明済みで、日本球界で経験を積み、プロ野球選手としての土台をつくりながら、将来的にメジャー挑戦できる環境は整っている。栗山監督は「夢をかなえるために、どういうステップを踏むのがいいのか、説明したい」。高校教師のごとく、18歳青年の進路を一緒になって考える。【本間翼】



