西武からFA宣言し、メジャー移籍を目指す中島裕之内野手(30)が23日、帰国即ファン感謝イベントに駆けつけ、ファンと交流した。今月上旬にトレーニングを主な目的で渡米。ダイヤモンドバックスの施設見学も行ったが、ファン感謝イベントに合わせ、帰国。前日22日に帰国する予定だったが、搭乗予定の飛行機の出発が延期。別の便で、この日早朝に帰国するドタバタ劇だった。
一睡もせずに西武ドームに向かったが、精力的に動き回った。チームで唯一、スケジュールが「フリー」の立場だったが、開始と同時に西武ドームを飛び出し、C駐車場で子どもたちとキャッチボールやノック。西武ドームに戻ってからも、飛び入り参加を繰り返した。惜別ムードが漂うことも予想されたが、中島が望んだ通りに笑顔で交流。特別にメッセージを伝える舞台はなかったが、それぞれの交流の中で、感謝の思いを伝えた。
感謝イベント終了後、報道陣の前で、コメントを発することはなかった。「決まった時にきっちり話をする」との意向で、この日も沈黙を貫いた。それでも、米国でのトレーニングの成果を示すように、肉体が進化。体重の増減はなかったが、体がひと回り大きくなった。「しっかり、トレーニングをやってきたんでね」と話す表情に、充実感を漂わせた。【久保賢吾】



