外国人外野手よりハヤタ!

 阪神の中村勝広GM(63)は24日、外国人外野手について「凍結させている、考えてないね」と新たな補強を目指さない方針をあらためて示した。その決め手となったのが、伊藤隼太外野手(23)の存在だ。中村GMは「俺の気持ちがそうなった大きな要因は伊藤の成長ぶり」と目を細めながら明かした。秋季キャンプを数回にわたり視察し、その中ではつらつと練習に励み、実戦でも結果を残した若虎に期待を寄せた。

 この日、鳴尾浜で合同練習に参加した伊藤隼は「充実したキャンプを過ごせて、手応えがある。レベルアップした状態で2月1日を迎えられるようにしたい。感覚がなくなるのが怖い。オフは1日も休みたくない気持ちです」と無休トレで臨む。

 仮に福留の獲得に失敗すれば、一気に右翼のレギュラー候補に躍り出る可能性もある。チーム編成方針を変えるほどの大きな期待を受け、飛躍の2年目に向け歩みは止まらない。