オリックスが来秋ドラフトの上位候補として桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(2年)を徹底マークすることが28日、分かった。今夏の甲子園で大会新記録の1試合22奪三振を記録した「ドクターK」について球団関係者は「夏の大会からひと冬超えて、どんな成長をしているか、注目しています」と発言した。

 獲得を目指した松井秀喜氏(38)は引退を表明し、村山球団本部長は「日本でプレーしたいというお話があれば、と思ったが。大変残念です」と話した。高校生の松井をドラフトの目玉として注目する。

 松井は、秋季神奈川県大会準々決勝で敗退して、センバツ出場を逃している。ただ先発左腕が補強ポイントの球団は、松井の動向をじっくりと見る構えだ。最速147キロ左腕はヤクルトが1位候補としてリストアップしているが、オリックスもマークを続けていく。