僕を「ライアン」と呼んでください!

 埼玉・戸田市内で9日、ヤクルトの新人合同自主トレがスタートした。ドラフト2位小川泰弘投手(22=創価大)は、小川淳司監督(55)と同姓。ファンも選手も「小川!」と呼び捨てにするのは抵抗が…。同監督が「呼びづらいね。どうやって呼ぼうかな」と苦笑いしたと聞くと、間髪入れず「ライアンさんに失礼でなければ、呼んでいただければうれしいです」と声を弾ませた。

 由来は大リーグの奪三振王ノーラン・ライアン。小川は171センチと小柄だが、大学3年夏に著書に感銘を受けた。「自分も体を大きく使い、球の出どころを見えにくくしたい」と手本にし、豪快なフォームを手にした。キャッチボールを見た小川監督は「投げ方は本人が言ってたイメージ。(投球を)見てみたい」と期待感を口にした。

 ジャイアン、さかなクン、バカボンなど、キャラ豊富なヤクルトに、新たに登場したライアン。希代の名投手の呼び名希望は、小川監督を「ライアン、とは呼べないよね…。一応覚えておきます」とまたもや苦笑させた。だが本人は至って真剣だ。「1日でも早く1軍で貢献することが最初の目標。優勝して新人王を取りたい。しっかり鍛えていきたい」と結んだ。定着には何が必要か。小川は分かっている。【浜本卓也】