中日高木守道監督(71)が三顧の礼で4外国人をお出迎えだがや。新外国人のダニエル・カブレラ投手(31)、ブラッドリー・バーゲセン投手(27)、マット・クラーク内野手(26)と、2年目ビクトル・ディアス外野手(31)が明日27日に来日する。この情報をキャッチした監督が何と、中部国際空港へ出迎えに行くというのだ。

 監督が入団会見に同席する例はあっても、わざわざ空港まで足を運ぶのは前代未聞だ。佐藤球団代表も「えっ本当?

 行ってもバッティングやピッチングを見れるわけじゃないのに」とびっくり。だが、数々の守道劇場を見てきただけに「もうこれぐらいでは驚かなくなった」。軽すぎる71歳のフットワークに脱帽だ。

 暇だから?

 いやいや、すべては外国人にかける期待の裏返しだ。来日するのはブランコ、ソーサ、ソトが流出して獲得した新助っ人たち。残留したディアスも含め、外国人の成績に浮沈がかかっているといっても過言ではない。高木監督は居ても立ってもいられず、お出迎えを決めたのだろう。「そりゃ選手は感激するでしょう」と佐藤代表。アイデアマンの高木監督が、ファーストアタックでハートをつかみ、大活躍を導く。【松井清員】