楽天西田哲朗内野手(21)が30日、開幕1軍生き残りへ意気込んだ。今日31日に出発する久米島キャンプは、4年目で初の1軍スタートが決まった。「気負うことなく。でも、がむしゃらにやります。開幕まで残れるように」と気合十分。昨季はプロ初安打を放ち、自己最多の20試合に出場した。1軍定着の足掛かりはつくっただけに、真価の問われるキャンプとなる。

 阿部、銀次、枡田ら内野手には若手がひしめく。競争に勝てるかのポイントは、本人も「アピールしたい」と自覚する打撃だ。

 プロ初安打を放ったとはいえ、昨季の打率は1割3分6厘。「崩されてばかりだった。オープン戦まで自分の形でスイングできるように。とにかく、結果。この世界は結果ですから」と強調した。身体能力の高さから“ポスト松井”の期待も受けている。つかんだチャンスを逃すつもりはない。