楽天の新打線は、ジョーンズ、マギーだけじゃない。小斉祐輔内野手(29)が18日、韓国・サムスンとの練習試合(赤間)で存在感を見せた。「3番一塁」でフル出場し、二塁打2本を含む3安打2打点の固め打ち。「紅白戦から状態はいいですね。自分の形で振れています」と納得の打撃だった。星野仙一監督(66)は「慎太郎(枡田)が元気になるまで、小斉がやってくれているな」とうれしそうに話した。スタメン本命の枡田は昨季、左膝を故障した。同じ左打ちの小斉にチャンスが訪れている。

 真っ黒に日焼けした顔が、好調の理由を示している。オフはソフトバンク松中らと恒例のグアム自主トレ。南国の太陽の下、徹底して走り込んだ。おかげで「疲れが取れやすくなりました」。疲労がたまりがちな2月後半でも元気に動いている。「3番を打てるように頑張ります」とこのまま突っ走る。【古川真弥】