旧友との再会でリフレッシュ!

 阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)はキャンプ休日の18日、両親とともに沖縄・島尻郡の東風平運動公園野球場でキャンプを張る亜大の練習を見学した。同大学に進学の決まっている大阪桐蔭のチームメート水本弦外野手と妻鹿(めが)聖内野手、先輩の広畑実内野手と再会した。キャンプ地では異例の対面で英気を養い「基本的に変わってませんでした。高校3年間一緒にやってきたので」と18歳の笑顔がはじけた。

 わずか1日だけだが、キャンプの緊張から解き放たれた。甲子園春夏連覇の喜び、そして苦しい練習をともにした仲間とのひとときで、疲れも吹き飛んだ。プロ野球、大学野球と別の道を歩み出した同志と、互いの近況を報告し合った。

 連日の報道で藤浪のタテジマ姿を見ていた旧友からは「似合っていた」とほめられた。藤浪は「隠し芸」を披露。大阪桐蔭・西谷浩一監督からたびたび連絡があることを、声色を変え、西谷監督を演じながら明かした。終始、楽しい雰囲気に包まれた。

 仲間との対面は、キャンプイン前の1月26日にあった卒業式以来。水本は「基本的にしゃべりたがりなので、自分のことを話しているときは楽しそうでした」。高校生のままの姿がうれしかったが、妻鹿は「ちょっと大人っぽくなっていましたね」とさりげない変化を感じていた。

 同級生も注目する右腕は心からのリフレッシュに努め、今日からのキャンプ最終クールに臨む。