一塁レギュラーは俺だ!楽天小斉祐輔内野手(29)が20日、対外試合でチーム初本塁打を放った。沖縄・金武町ベースボールスタジアムで行われた韓国KIAとの練習試合に「3番一塁」で出場。1点リードの3回、2死二塁から右翼スタンドへ2ランを放ち、存在感を示した。18日の練習試合でも3安打を放つなど、打撃好調をキープし、開幕スタメンへ向けて1歩ずつ前進している。

 対外試合初本塁打は、大物助っ人のジョーンズでもマギーでもなく、“和製大砲”の小斉だった。3回、2死二塁。カウント1ボール1ストライクから、内角のカットボールを捉えた。ギリギリまでボールを見極め、腰を鋭く回転。快音を響かせ、打った瞬間に本塁打と分かる当たりだった。目の覚める1発を「手応えはありました。チームでは初ホームランということで、とてもうれしいです」と振り返った。

 猛アピールが続いている。17日の阪神との練習試合で3打数1安打、18日のサムスンとの練習試合でも5打数3安打と結果を残した。一塁のレギュラー候補には枡田、マギーらライバルがいるが「気負ってしまうといけないので、自分が結果を出せば使ってもらえるという意識でやってます」と冷静に話した。昨季は11試合で1割7分6厘、1本塁打と結果を残せなかったが「去年は打ちたい、打ちたいと思うことが多かった。今は、そういう気持ちを抑えて楽にやってます」と、自然体で臨んでいる。

 この日は練習中に星野監督から「頑張ってるな」と声をかけられるなど、存在感も日に日に増している。「去年はほとんど会話もなかったので。名前は覚えられたかな」と笑った。小斉について同監督も「名前は知ってるよ。(練習試合で)全試合フルイニング出てるだろう。いい仕事してる」と目を細めた。ソフトバンクから移籍2年目で、勝負のかかるシーズンにもなる。「毎日1本は打たないといけないと思ってます」。目標の開幕スタメンを目指す。【斎藤庸裕】