「メダル・パワー」でレギュラー奪取や!!

 阪神新井良太内野手(29)が新たな発奮材料を得た。20日、巨人戦(那覇)の練習前、ソフトボール日本代表元監督の宇津木妙子氏(59)から激励を受けた。一塁側ベンチ前で約5分間話し、旧交を温めた。同じアスリートとして尊敬すべき存在だ。

 新井良

 中日でルーキーのとき、1時間ぶっ通しでノックを受けたんです。速射砲のようにゴロが飛んできて…。キツかったです。それから、食事にご一緒するようになりました。

 世界の大舞台で実績を残す同氏に感化された。シドニー五輪銀メダル、アテネ五輪銅メダルに導いたソフトボール界の名将との出会いは06年2月だ。中日キャンプに訪れた同氏から名物ノックを受けた。親交を深め、トップアスリートの考えを学んだ。「やったもの勝ち、努力したもの勝ちだと教わりました」と振り返る。猛練習を課す、今の新井良の姿勢そのものだ。

 この日は1回2死一塁で松本竜から詰まりながらも中前に運び、今季の実戦5試合連続安打を決めた。合計23打数9安打、打率3割9分1厘。右肩痛の兄・新井貴は2軍調整中で、開幕スタメンのチャンスも広がる。

 新井良

 詰まりながらもセンターに運べて良かったです。打席で考えながらやっている。もっと精度を上げたい。1発で仕留められるようにしたい。

 昨季、急成長した若きスラッガーは止まる気配がない。名将との再会もエネルギーにして、さらに上のステージを目指す。【酒井俊作】