日本ハム栗山英樹監督(51)が21日、1軍キャンプへ合流するスーパールーキー大谷翔平投手(18)のために、報道陣へ異例のお願いをした。練習後に毎日、囲み取材の時間を設ける代わりに(1)ぶら下がり取材は禁止(2)球場などで見かけても話しかけない、の2点を要求。「(大谷の育成に)マスコミも協力して下さい。破った社は今後、取材禁止にします」と過熱する取材陣に配慮を求めた。

 21日まで2軍キャンプ地の沖縄・国頭村でトレーニングしていた大谷だが、初めてのキャンプに疲労もピーク。今日22日の1軍合流を前に、球団首脳陣と話し合い「みんなの総意で」決断したという。大フィーバーを起こした2年前の斎藤の初キャンプですらなかった措置。栗山監督は「みんなで、ああいう選手を育てるということで、横暴かもしれないけれど、勘弁して下さい」と頭を下げた。