守道竜がダウン続出で非常事態に陥った。新外国人ブラッドリー・バーゲセン投手(27=ダイヤモンドバックス)が26日朝、恩納村の宿舎で腹痛を発症。球団が救急車を要請し、うるま市の病院に搬送された。

 ブラッドリーは急性胃腸炎と診断された。点滴治療で回復し、球団がホッとしたのもつかの間、今度はマット・クラーク内野手(26=パドレス3A)が打撃練習後に腹痛を訴えて早退。2軍でも高橋三千丈投手コーチ(56)がダウンした。ともに胃腸炎の症状で宿舎で静養となった。20日には山本昌も胃腸炎を発症。藤田チーフトレーナーは「事情聴取しないといけない」と因果関係の緊急調査に乗り出す事態となった。

 もはや呪われているようだ。今キャンプでは厄災が目立つ。クラークの違法薬物騒動を手始めに、WBC日本代表から3人が落選。右肘不安の浅尾は開幕ピンチに陥った。さらにドラフト1位福谷と同4位杉山は故障で開幕アウト。荒木はインフルエンザ感染、松井佑は疲労性のじんましんから復帰したが、ダニエル・カブレラ投手(31=ダイヤモンドバックス3A)は左ふくらはぎの張りで依然、別メニューだ。

 高木監督の表情も曇った。「みんな順番に痛くなってくる。いいもん食ってないんやない?

 (次々)出るね。俺が最初にやったからか」。自身が1月にダウンしたインフルエンザが引き金では、と苦笑いするしかない。キャンプ残り2日の非常事態で、球団は消毒や手洗いの徹底を通知。でも、おはらいもしてもらった方がよさそうです。