<WBC強化試合:ソフトバンク2-0ブラジル>◇2月28日◇ヤフオクドーム
ソフトバンク岩崎翔投手(23)が「プロ初セーブ」を挙げ、守護神レースで先行した。2点リードの9回を打者3人で締め、バトンをつないだ投手陣とのハイタッチの喜びに浸った。「バランスよく、切れを出すという意識でした。スピードは速すぎですね。そこは意識しませんでしたが」。宮崎キャンプ最終クールに先発との「二刀流調整」が終了。抑え候補としての初実戦で自己最速タイ152キロをマークし、幸先のいいスタートを切った。
米国仕様の硬いマウンドにスパイクの歯を食い込ませ、右腕をたたきつけた。低く押さえつけた直球とスライダーのみ、12球で初仕事を終えた。空振り三振も2個。「直球があっての変化球。すべてを使って抑えていきたい」。フォークボークを封印しながら、上から目線で抑え込んだ。
キャンプから秋山幸二監督(50)は「1番に後ろができないときつい」と話し、昨年固定できなかった抑え確立が今季のテーマ。その指揮官に「去年(中継ぎを)経験して落ち着いて投球ができ、予想以上に球が速かった」と言わしめる、快投だった。元セーブ王の五十嵐が今日3月1日のWBCキューバ代表戦、右肘違和感でやや調整が遅れたファルケンボーグも同2日に巨人とのオープン戦で登板。抑え争いはこれから本格化する。
岩崎は公式戦とオープン戦を通じて自身初のセーブがついた。「後ろをやるなら抑えをやりたい。先発以外なら抑え」と、最終回にこだわる。「S」マーク量産でこのレースを制してみせる。【押谷謙爾】



