右肩痛や背中の張りで2軍調整を続けていた阪神新井貴浩内野手(36)が「4番テスト」を受ける。今日20日、高松でのオープン戦・広島戦(レクザム=日刊スポーツ主催)で1軍復帰しスタメン出場。実弟の新井良太内野手(29)との4番争いのゴングが鳴る。

 新井良はマイペースで「4番」と「レギュラー」を守り抜く。19日は東京から空路で香川入り。今日20日の広島戦からは、兄貴浩が1軍に合流する。7歳上の兄とは「4番一塁」を競うことになるが「僕は、その(兄と競争する)立場にいってないので。僕は僕らしく。何とも思っていないです」と平常心を強調した。

 2月のキャンプから、紅白戦や練習試合を含めた全試合で4番として先発してきた。ここまでのオープン戦は打率3割2分6厘、勝負強さを見せながら十分に責任を果たしている。昨季47試合で務めた虎の主砲の座。取って代わられるとしたら、同64試合で故障が癒えた貴浩しかいない。「自分のできることをやるだけ。足もと見詰めて、やっていきます」と口もとを引き締めた。

 兄だけじゃない。「一塁」「三塁」をコンラッドとの3人で争う。4番を外れれば、同時にスタメン落ちの危機。18日ヤクルト戦で左膝へ死球を受けて交代したが休んでいる暇はない。「トリさんが出て、兄貴も出てきたら、なるようにしかならない」。四国でも大勢のファンに囲まれた好漢は、ハイレベルな競争を勝ち抜く覚悟だ。【近間康隆】