<オープン戦:日本ハム4-5楽天>◇21日◇東京ドーム

 開幕投手に内定している日本ハム武田勝投手(34)が開幕前最後の調整登板で、ようやく手応えをつかんだ。6回9安打4失点だったが「5回までは粘りのピッチングができた。今までの中で、一番しっくりきた」。ここまで登板した3試合で全て初回に失点していた。鬼門の立ち上がりを切り抜けるとリズムに乗った。毎回走者は背負ったが、5回までは要所を締め続けた。「最後の最後で持ち味を出せた」と、安堵(あんど)の表情を見せた。

 開幕までに修正すべき課題もある。6回の投球を振り返った時は、厳しい表情に変わった。先頭の聖沢に二塁打、犠打野選もあり無死一、三塁からチェンジアップが高めに抜けた。失投を西田にとらえられ、先制3ランを浴びるなど一気の4失点。「先頭を出さずに、こっちに流れを持っていくことが大事。もっと1球1球、集中して投げたい」と、自分に言い聞かせた。

 数字上は不安を残すが、本人の感触は良い。「ピッチングフォームや球自体は良かった」。29日には初の大役が待っている。「あと7日、ある。しっかり(気持ちを)高めて、調整していきたい」。左腕エースが、本番へ向けてラストスパートに入る。【木下大輔】