<オープン戦:中日4-1ロッテ>◇23日◇ナゴヤドーム
やっと、や~っと勝った。中日期待の左腕大野雄大投手(24)が開幕前ラスト登板となったロッテ戦(ナゴヤドーム)で結果を出し、チームに10試合ぶり(1引き分け含む)の白星を運んだ。
エース吉見以外、先発陣総崩れの“投壊”状態に、3年目左腕が復調した。立ち上がりからリズム良く投げ、4回3安打無失点。「自分でもラストチャンスくらいの気持ちで投げた」。開幕に向け背水モードで「最後にまとまった。修正してきたことが生かせた」と手応えを得た。
左の柱として大きな期待を背負い、開幕2戦目の30日DeNA戦の先発が内定していたが、過去2度の登板は計9失点と散々だっただけにまさに三度目の正直。何よりチームも8連敗の後、1引き分けと9戦未勝利だった。待ちに待った1勝は、お待たせのナゴヤドーム今季初星だった。
オフの自主トレから行動をともにするエース吉見から授かった“金言”で浮上のきっかけをつかんだ。数日前、並んでランニングしながら「どうしても連打を浴びてしまいます…」と悩み相談。打たれ強いエースからは意外なひと言。「ヒットはそんなに続くもんじゃない」。これで、前向きになれた。
先発陣の不振に頭を悩ませてきた高木監督も「やっと去年のCSのキレを出してくれた。今年のCSの予約も入れといた」とご機嫌。好投の先発に白星がつき、連敗ストップとモヤモヤが晴れた。開幕吉見に続く2戦目大野-。安心材料がひとつ増えた。【八反誠】



