<ヤクルト2-1巨人>◇28日◇神宮

 強烈な破裂音が、巨人を失意の中に落とした。1点リードの8回1死一塁。バレンティンに逆転2ランを浴びた。「ホームランだけは避けたい場面だったのに」。先発マスクをかぶり、好リードしていた加藤は、悔しさをあらわにした。

 2夜連続でバレンティンの1発を食らった。打たれたスコット・マシソン投手(29)は「もう少し高めに投げたかった。狙ったところに投げられなかった」と悔やんだ。バレンティンに直球を打たれた記憶がなく、強気に空振りを狙ったが、ちょうど打ちごろの高さにいってしまった。

 前日27日の菅野は内角のシュート系の球でマシソンは外角高めの直球を打たれた。初球ということもあり、思い切って振ってくるカウントでもあった。川口投手コーチは「直球狙いだったかな。こちらの陣営に余裕がなかった。ホームランバッターなんだから、ヒットでもいいんだよ」と、リスク回避ができていなかったことを指摘した。

 今季初の3連敗で、同一カード3連敗は昨年4月のヤクルト戦以来。開幕からの勢いは小休止させられた。それでも原監督は「投手陣はよく頑張っている」と、連夜の逆転被弾を責めることなかった。3連敗中はすべて2点以内で、この日も10安打で1得点。「もう少し打線が点を取っていればね。切り替えてやるだけですよ」と、巻き返しを誓った。【竹内智信】