頼むぞ、マエケン!

 広島のエース前田健太投手(25)が、今日5月1日の阪神戦(甲子園)で復活の先発マウンド立つ。右上腕の張りを訴え、21日に出場選手登録を抹消されたが、最短の10日で戻ってきた。この日の阪神戦は今季初登板の篠田らが打たれ完敗したが、エースの復帰でコイの季節に勢いをつける。

 復活のときは来た。エースが満を持して戻ってくる。今日5月1日、前田健が4月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来の先発マウンドに立つ。場所は甲子園、相手は阪神。復活の舞台として申し分ない。この日の阪神戦は、篠田や福井が打ち込まれ今季最多の11失点で完敗。3連勝も、18日以来の勝率5割復帰もお預けとなった。こういうときこそ、エースの出番だ。

 前田健はこの日、甲子園での試合前、短い距離のダッシュなどを行い登板前の調整を終えた。

 前田健

 自分の投げる球には全く不安はない。ただ、ケガをしたところは、球数を投げてどうなるのか分からない。いいイメージで行きたいですが、絶好調で行けることはないと思うので、いろんな球を使ってやっていくしかないと思います。

 4月20日の登板予定を回避し、21日に「右上腕三頭筋筋膜炎」のため、出場選手登録を抹消された。その後もチームに帯同しながら調整を続け、最短の10日で戦列に戻ってきた。これまで経験のない箇所の故障だっただけに、100%不安を払拭(ふっしょく)できたわけではない。それでも、球界を代表する右腕となった男は、エースの責任を果たすつもりだ。

 前田健

 投げられる状態なのは確かだし、自分の中では無理してではなく、投げられると判断してのものですから。

 本来の投球ができるかどうかのキーとなるのは、ストレートだ。「真っすぐがしっかり投げられれば、基本的には大丈夫」と話す。前日はブルペン入りして投球の感触を確かめた。最初のうちは微妙な感覚の狂いがあったが、途中から解消されたという。

 野村監督は、故障明けを気遣いながらも「エースですから。行くからには普段の投球をしてくれると思っています」と全幅の信頼を置く。さあ、千両役者の見せ場だ。【高垣誠】