ソフトバンク柳田悠岐外野手(24)が24日、中西太氏(日刊スポーツ評論家)から嫁とり指令を受けた。昨秋キャンプでチームの臨時打撃コーチを務め、今年80歳を迎えた同氏は「わしはまだ生きてるぞ」と冗談を飛ばしながら教え子たちを視察。中でも柳田が気になった。上着を脱ぎ捨てTシャツ姿になるとトス打撃に飛び入り参加。「基本からしっかりやれと。それと今年、体調を崩したから早う嫁さんもらえと言うた」とユニークな指令を明かした。

 柳田は3年目で開幕スタメンをつかむも、好調だった4月下旬に化膿(かのう)性リンパ節炎で離脱。5月11日の復帰後、成績は25打数4安打、打率1割6厘とさっぱり。柳田は「肩の開きを言われました」とすぐに課題の修正に取りかかったが、「結婚しなさいと言われても相手がいません」とこちらの指示にはお手上げ。それでもキャンプ以来となる怪童の熱血指導に「気分転換になりました」と笑顔が戻ったのは間違いない。