阪神久保康友投手(32)が29日、出場選手登録を抹消された。代わって渡辺亮投手(31)が今季初めて1軍昇格した。抑えを任されきた久保は、前日28日の楽天1回戦(甲子園)で9回に3失点。2試合連続で逃げ切りに失敗し、防御率も4・64まで下降した。チームは守護神不在の戦いとなったが、和田監督は「前向きにね」と精神面の切り替えを期待した。

 久保はこの日、午前中から鳴尾浜の2軍施設で精力的に汗を流した。「調子が良くて打たれているのは完全な力不足なんで。(降格は)結果が全て。10日間で上がるつもり」と早速ブルペン入りを希望し、走り込みも行った。

 首脳陣は前夜、約1時間の緊急コーチ会議で大ナタを決断した。久保は「結果だけ何とかしてくれ」と告げられ、現実を受け止めた。中西投手コーチは「このままでは久保がしんどいやろ。1度“リセッシュ”して。何とか感覚をね。ボールの角度とか配球とか、納得がいくように」と説明した。2軍でもストッパーとして登板させる意向で、1軍復帰後も「当然」とポジションを空けておく構えだ。

 久保は「アスリートとしての頂点を極める。わかっているところに投げても前に飛ばさないこと。トレーニング量を上げる」。ただ、救援として期待される新外国人ボイヤーも上々の評価。技巧派右腕に、試練の時がやってきた。