ソフトバンク寺原隼人投手(29)が30日、左腰の痛みのため出場選手登録を抹消された。29日巨人戦の6回途中に痛めて緊急降板。白星こそついたが、一夜明けても「あまり眠れませんでした。左脇腹を伸ばすと痛いし、たぶん筋肉を痛めていると思う」とまだ顔をゆがめていた。初めての症状だといい、劇的な回復がない限り、交流戦期間中の復帰は難しくなってきた。

 予定していた病院での精密検査は予約が取れず、今日31日へと変更。高山投手コーチは「検査をしてみないと分からないが、場所が場所だけに…」と険しい表情だった。寺原は4月下旬から6試合で3勝3敗とローテーションの一角を担ってきた。突然の離脱に伴い、この日から左腕山田が1軍の先発練習に合流。代役として6月3日阪神戦(ヤフオクドーム)に先発し、帆足が中7日で5日DeNA戦(横浜)に回ることが決定した。