<日本ハム4-2ソフトバンク>◇25日◇東京ドーム

 「プロでは初めて」という日本ハム鶴岡慎也捕手(32)のヘッドスライディングが勝利を呼び込んだ。8回、同点となってなお2死一、二塁。代打鶴岡の当たりは三塁内野安打に。「普通にやっていたら打てない投手。セーフになりたかった」。必死で走り、一塁へ向けて無我夢中でダイブした。続く稲葉の勝ち越し打につなげた陰のヒーローは、左小指を突き指するという代償も払ったが「勝って良かったです」と胸を張った。