日本ハムの新外国人は、日本人メジャーリーガーのお墨付きだった。アスレチックス傘下3Aから加入したジャスティン・トーマス投手(29)が12日、札幌ドームで入団会見を行った。191センチ、100キロの迫力十分の体格で、打者の左右を問わず有効な、鋭く変化するスライダーが持ち味。「個人的な成績は気にしていない。チームのために勝利につながるピッチングをしたい」と、献身的な働きを誓った。

 ア軍3Aで元チームメートの1人が、前西武の中島裕之内野手(29)だった。同い年ということもあり、中島を通して日本野球についてはリサーチ済み。中島が「四球が少ないので、自分が見ていて日本で成功する投手だと思う。やるんじゃないかな」と太鼓判を押す、新戦力だ。メジャー0勝だが、昨季まで球界屈指の右強打者だった中島から“推薦状”が出るほど、ブレークの可能性を秘める。

 チーム事情にマッチした、待望の助っ人左腕になりそうだ。今季は先発陣のエース武田勝が不振。吉川は脱水症状で2度も途中降板を強いられるなど安定感を欠く。中継ぎ陣では石井もやや不調と、左腕は苦しい台所事情だった。17日にイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で初の実戦登板する予定。球宴明けの後半戦のスタートダッシュに備え、キーマンの見極めを図る。【田中彩友美】

 ◆ジャスティン・トーマス

 1984年1月18日、米オハイオ州生まれ。ヤングタウンズ州立大から05年ドラフト4巡目でマリナーズ入団。08年にメジャー初登板。10年にパイレーツ移籍。12年にレッドソックス、ヤンキースに移籍とア・リーグ東地区のライバルチームを渡り歩いた。今季はアスレチックス傘下3Aに所属。大リーグ通算は31試合24回2/3を投げて0勝2敗。191センチ、100キロ。左投げ左打ち。