<ヤクルト8-3広島>◇13日◇神宮

 コイ投手陣がピンチだ。前日3回8失点と炎上した今井に続き、この日は大竹寛投手(30)が今季最短の4回6失点でKOされた。2連敗で今季最多の借金13、4位に転落した。今日14日の結果次第では最下位転落の危機。正念場を迎えた。

 大竹は、いらだちを隠せなかった。キラの適時打で1点を先制してもらったが、その裏にヤクルト上田に同点ソロを浴びると、2死からバレンティンに30号勝ち越しソロを献上。さらに、2回には2死満塁から、外角高めのストレートを左翼席上段へ運ばれる31号満塁弾を食らった。今季最短の4回6失点KO。2回、バレンティンに満塁弾を浴びる前の2死二塁では、上田の一ゴロで、一塁キラとベースカバーの大竹の息が合わず内野安打にしてしまった。この小さなミスが、大きな失点につながってしまった。「打たれたことは反省します」と話したが、いらだちを隠せず「もういいですか」と自ら質問を切り上げた。

 必勝を期して上がったマウンドだった。この日がオールスター前最後の登板。5月22日の西武戦以来、もう2カ月近く勝ち星がなかった。「もちろん勝ちたいし、勝ちに貢献したい」と白星に飢えていた。ヤクルトの先発小川とは6月22日の試合で対戦し、投げ負けた。そのリベンジもならず、5連敗のまま球宴を迎えることになった。

 野村監督は、前日12日の同カードで、今井が3回8失点でKOされたことや、10日のDeNA戦で17失点した投手陣を念頭に「同じパターンでね。打線は粘っているが、こういう試合が続くとね」と嘆いた。苦手の小川に白星は献上したが、これまでの2戦で自責点0の相手から3点を奪ったことを評価した。だが、先発陣の踏ん張りが利かないと勝利には結びつかない。「ベースカバーが遅れたところからああなる。続いているので、なんとかしないとね」。まず、今日14日、エース前田健で悪い流れをストップさせる。【高垣誠】