<ヤクルト3-13広島>◇14日◇神宮

 ドカンとリベンジじゃ!

 広島打線がヤクルトを圧倒した。5番に起用された赤松真人外野手(30)が3安打、この日1軍に昇格した岩本貴裕外野手(27)が今季1号3ランを放つなど先発全員安打。今季最多の18安打、13得点で大勝した。2試合連続で大量失点が続いた流れもエース前田健太投手(25)がストップ。連敗を2で止め、今日15日からは地元広島で3位中日を迎え撃つ。

 前日までのうっぷんを晴らすような攻撃だった。2回に相手失策がらみで先制すると、もう止まらない。3回には赤松、迎の連続適時打で加点。6回は丸の左翼線への2点二塁打などで3点。7回には岩本の今季1号3ランでダメを押し、8回にも広瀬の5号ソロなどで2点。締めて18安打13得点。いずれも今季最多だ。先発全員安打の猛攻撃でヤクルトを一蹴し、エース前田健を援護した。前日まで2試合連続で先発投手陣が序盤に大量失点して大敗していたが、そのリベンジを果たした。

 今季5度目の先発起用となった赤松が、その先兵となった。2回の先制点にからむなど、今季初の3安打猛打賞を記録。ヤクルト石川に通算2割9分9厘、11年には12打数6安打の5割と相性が良く、刺客として5番に抜てきされた。その期待に応えた。「相性がいいから打てるわけじゃないですが、今日はタイミングが合ってました」と笑った。今季は代走や守備固めが「役割はしっかりやってましたから。相手投手のクセや配球を伝えるのが役割でしたから」とサポート役をこなしながら、出番を待ち、結果を出した。

 この日1軍に昇格したばかりの岩本も、途中出場で豪快なアーチを放ち、存在感を示した。この日は試合前に激しい雨が降り、フリー打撃も3球しか打てなかった。それでも結果を出した。「状態は良くも悪くもないですが、集中してやっています」と必死だ。

 野村監督は「赤松がいい結果を出した。迎もいいヒットだったし、丸の適時打も試合を優位にした」と打線をたたえ、投打がかみ合っての勝利を喜んだ。敵地での6連戦を5割で終え、今日15日からは地元広島に戻って、3位中日を迎え撃つ。クライマックス・シリーズ進出へ向け、負けられない戦いに、上げ潮のコイ打線で立ち向かう。【高垣誠】