<ソフトバンク3-2オリックス>◇14日◇ヤフオクドーム

 一夜の夢だった。9回に平野佳寿投手(29)が打たれ、オリックスがリーグワーストとなる今季6度目のサヨナラ負けを喫した。今季初の同一カード3連勝のチャンスを逃し、借金完済にも失敗。1日で再び最下位に転落する、三重苦だ。勝利の花火が打ち上がるヤフオクドームを背に、ナインは静かにバスに乗り込んだ。

 守護神・平野佳が打たれた。同点の9回に登板。2安打で2死一、二塁とされ、最後は今宮に右前へサヨナラ打を許した。3連戦3連投にも「故障があるわけではないので、言い訳はできない。打たれただけです。明日も試合があるので切り替えていきたい」。敗戦の責任を背負い込んだ。

 今日15日から、本拠地・京セラドーム大阪で首位楽天を迎える。森脇監督は平野佳をかばいながら、「平野も神様じゃないからね。もう1度気を引き締め直していく。そういう意味ではそこにつながるゲームだった」と前を向いた。

 9回に土壇場で同点に追いつくなど意地は見せた。6回途中で負傷交代した西も軽症とみられる。混パを抜け出すためにも価値ある敗戦にするしかない。【池本泰尚】