<日本ハム3-4西武>◇17日◇函館

 平日にもかかわらずぎっしりと埋まった客席から、何度も歓声が上がった。7番・右翼でスタメン出場した日本ハム大谷翔平投手(19)は2三振1四球で、8回の第4打席に代打二岡を送られ退いた。打撃では振るわなかったが、右翼守備では矢のような返球やフェンス際での好捕でスタンドを沸かせた。

 前半戦を振り返っての自己採点は「まだまだ、これからだと思うので点数はつけたくない。これから、どんどん上げていけたら」と辛口だ。入団発表の日から、夢中で駆け抜けた220日。異例の投打二刀流に挑み、調整法など試行錯誤が続いた。「こうやっていけばいいかな?

 という方向性は見えてきた。ケガはあったけど、しっかり反省しながら、少しずつ前進して来られたと思う」。打者としては37試合で2本塁打を放ち打率3割5厘。投手では5試合に先発し2勝0敗と高卒ルーキーとしては目を見張る成績を残した。

 この日の試合前にはブルペンで50球を投げ、球宴での登板に備えて本格的な投球練習も再開した。「チームが勝ち越して終われたら最高だったけど、オールスターでもしっかりやって、後半戦に臨みたい」。すでに心は、明日19日の球宴第1戦(札幌ドーム)へ向いていた。【中島宙恵】