巨人は原監督の後継者としてOBでヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(39)を最有力候補に挙げている。渡辺会長は松井氏の引退直後から「原君の後すぐっていうのがいないんだよ。松井君が最適だよね」とラブコールを送ってきた。

 だが、会長が描く青写真は松井氏の即監督就任ではない。原監督が長嶋監督時代にヘッドコーチとして「修業期間」を積んだように、松井氏にもコーチとしてステップを踏んでほしいと考えている。原監督の下で指導者としての知識や日本球界の情報などを吸収した上で、満を持しての監督昇格が球団首脳の計画だ。

 松井氏は長い現役生活を終えて、昨季限りで引退。自宅のあるニューヨークでの生活を満喫し、3月には待望の第1子となる長男が誕生した。父昌雄さんはこの日、8月1日から全国小売店で発売(420円)される「松井家秘伝のカレー」の発表会見に出席。近況について「返事がどっちかじゃなく、20年間ずっと野球を続けて毎日家にいることもなかった。オシメを替えているらしいし、子育てや、そういう時間を貴重に感じていると思う。本人に聞いたわけじゃないけど、しばらくは帰って来ないのでは」と明かしている。

 松井氏は28日にヤンキースタジアムでの引退セレモニーを控え、8月8日の全国高校野球選手権の開会式出席に向けて帰国予定。だが、そのバトンタッチにはまだ時間がかかりそうな状況だ。