<オールスターゲーム:全セ3-1全パ>◇第2戦◇20日◇神宮
MVPこそ逃したが、「オールスター男」の予感がする。全セの巨人坂本勇人内野手(24)が3安打1打点で3年連続の敢闘賞をゲットした。通算35打数12安打の打率3割4分3厘と、お祭りには欠かせない存在になってきた。
神宮のフィールドで躍動した。巨人坂本が3安打猛打賞で1打点1盗塁の活躍を見せた。08年から6年連続6度目の球宴で3年連続となる敢闘賞も受賞。今年も賞金100万円をきっちり手中に収めた。MVPの阪神新井貴と同じ3安打猛打賞だったが「最後にもう1本打てれば良かったんですがね。勝利打点なんで新井さんですよ。自分は(MVPは)ないなと思っていました」と、ニヤリと笑った。
持ち味を存分に発揮した。「1番遊撃」で先発。1回、いきなり左中間への二塁打でチャンスメークすると、4回には中前打で出塁し、すかさず二盗を決めた。1点リードの6回は2死三塁で外角高めの直球を強引に引っ張り三遊間を抜く適時打をマーク。「何も気にしないで打席に入れる。思い切って楽しめました」とコメントにも風格が出てきた。
08年から6年連続6度目のオールスター。今年は日本ハム大谷を筆頭にチームメートの菅野、ヤクルト小川、阪神藤浪と、新人に注目が集まる。「今年は若い子が多かったので新鮮な気持ちでした。今まではずっと一番下でしたからね」。昨年までは年下は日本ハム中田、広島野村ら数えるほどだったが、後輩が一気に増えてきた。同時に「僕もまだまだ若い部類ですけどね」と、切磋琢磨(せっさたくま)する姿勢も持ち続ける。
超満員のファンには感謝の意を表した。「たくさんの人が集まってくれて本当にありがたい。ファンの方にいいプレーを見せることが一番大事。こういう舞台で結果が出せてホッとしています」と、にっこり笑った。明日22日は福島・いわきでの第3戦に臨む。そこでも、1人でも多くの野球ファンを魅了する。【為田聡史】



