ストップ・ザ・マー君、楽天追走ローテだ。ソフトバンクは今日6日からロッテ、楽天と上位との6連戦。本来なら8日のロッテ3戦目に先発する帆足和幸投手(34)がスライドして9日楽天戦(Kスタ宮城)に中7日で登板することが濃厚となった。チームで摂津に次ぐ7勝をマークしている左腕に、首位たたきの先陣が託される。

 ヤフオクドームで投手練習に参加した帆足は「高山投手コーチに聞いてください」とけむに巻いた。好調な現状に加え、楽天との相性の良さも買われての起用となったようだ。今季の対戦は2勝2敗ながら、西武時代を含め通算では14勝3敗、Kスタ宮城では7勝2敗と勝ち越している。

 順当なら投げ合うのは開幕15連勝中の田中だ。西武時代には4度激突し、1完封を含む2勝1敗と優位に立っている。田中は今回のマウンドにホークスのエースだった斉藤和巳氏らを超える日本新記録16連勝がかかる。こちらも全力で阻止する構えだ。

 帆足のシフトに伴い、大場が8日に中5日で先発する方向。高山投手コーチは「大きくは変えられない」と話し他の4投手はそのまま中6日で先発する予定だ。楽天とは8ゲーム差。まずは今季6勝9敗のロッテに勝ち越し、“挑戦権”を手に宮城に乗り込む。【大池和幸】