<ソフトバンク4-5ロッテ>◇8日◇ヤフオクドーム

 望みはまだ…、ある。ソフトバンクが後半戦初の連敗で首位楽天と今季最大の8・5ゲーム差。自力Vの可能性をつなぐには今日9日からの直接対決3連勝がノルマ。初戦はチームが6連敗しているエース田中が相手という厳しい条件付き。V奪回の剣が峰に立たされた秋山幸二監督(51)は「明日は明日だ」と強気のファイティングポーズだった。

 ラヘアの記録に残らないエラーで追い詰められた。3回2死無走者で岡田の投前バントに反応して一塁を空けてしまった。二塁高田のカバーも間に合わず。記録は内野安打ながら指揮官のとがった口が「Eランプ」の代わりだった。

 「ラヘアでしょう。ピッチャーゴロのやつになんであそこに行くんだ。多いねぇ。あれで終わっているのにな。1つのプレーで流れが変わる。大きいよ。そこで大場も粘らないといけないんだけどな」

 岡田の二盗に細川の二塁悪送球が絡んで、大場は2四死球と適時打3本で一挙5失点。打線は9回に1点差に追いすがったが、やはり重荷だった。「3回ぐらい続いているから」とミスを指摘した秋山監督はすぐに動いた。

 ラヘアと鳥越内野守備走塁コーチとともに、観客の去ったグラウンドでバント守備を確認。強打の助っ人外国人選手に居残り守備指導を、監督自らが行うという異例さだ。1試合の重みが大きい時期だけに「再犯防止」を徹底。「監督と話をして確認し今後はああいう形にならないようにする」とラヘアは謙虚に語った。ミスの芽は摘んだ。さあ、ソフトバンクが今夏の正念場を迎える。【押谷謙爾】