<オリックス3-0ソフトバンク>◇8日◇京セラドーム大阪
ソフトバンク打線が爆発から一転、沈黙した。7度目のゼロ封負けで、今季初先発の巽を援護できなかった。1回に先制の絶好機を盗塁死などでつぶし、流れを手放した。9月初の同一カード3連勝を逃し、首位楽天とは8・5ゲーム差。背中がどんどん遠くなっていく。
出だしの拙攻が響いた。秋山幸二監督(51)が嘆いたのは初回だ。「三盗は100%じゃないと」。左前打の中村を今宮が送って1死二塁。打席に内川というチャンス。走者中村は、3ボール1ストライクからの5球目にスタートを切り、三盗に失敗してしまった。1番に定着して貢献度は大きいが、この日ばかりは首をひねる走塁だった。
「行けたら行け」とのサインが出ていた。WBCでも話題となった「グリーンライト」での手痛いミスに中村は厳しい顔。口を閉ざしたままバスに乗り込んだ。内川が四球、柳田は左前打で2死一、二塁と盛り返しながら、長谷川の左前打で二塁走者の内川が本塁憤死。この回は3打数3安打で無得点に終わった。
ちぐはぐな攻撃と対照的に、巽が2回に無安打で1点を先制された。5回は無死二塁でバントの名手細川が犠打失敗。6回以降は二塁すら踏めなかった。4月に来日初黒星を与えたディクソンに3カ月ぶり白星をプレゼントしてしまった。
前日は20安打12得点と大勝。一夜明け、小技や走塁の細かなミスが目立った。秋山監督は「ああいう野球をしていては勝てない。シチュエーションで(選手個々が)考えていかないと」と続けた。明日10日からは3位を争う西武と3連戦。厳しい戦いが続く。【大池和幸】



