<ヤクルト2-6広島>◇11日◇神宮

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が今季55号本塁打を放った。0-6の6回、広島大竹の147キロ直球を右翼席に運んだ。3試合連続の1発で、1964年の王貞治(巨人)2001年のタフィー・ローズ(近鉄)02年のアレックス・カブレラ(西武)が持つシーズン最多本塁打のプロ野球記録に並んだ。残り22試合。「聖域」と表現されてきた記録の、49年ぶり更新に挑戦する。

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏は「55」という記録更新の願いが込められた番号とともに、プロ生活を始めた。最も記録に近づいたのは50本塁打の02年だった。だが翌03年、ヤンキースに移籍した。日米で10年ずつプレーした松井氏は、日本球界3年目のバレンティンの記録達成を「日本でやっているのも同じ野球の試合だが、それ以外の生活の部分で違いはある。ただ違いは必ずしもマイナスにはならない。活躍するのは、いろいろな違いを自分なりに消化できる選手だと思う」とみている。