<ソフトバンク2-3オリックス>◇25日◇ヤフオクドーム
お尻に火が付いた~。ソフトバンクがオリックスに連敗。一時は逆転しながら投打とも踏ん張りがきかず、再逆転負けを喫した。ついに背後の4位西武に1ゲーム差に迫られた。今日26日も敗れ、西武が勝てばクライマックスシリーズ(CS)圏外へ落ちる大ピンチ。王球団会長もスーパーヒーローの出現を祈った。
敗戦直後の監督室に王会長が向かった。「声をかけましたよ」。現職の立場に加え、元指揮官として直感もあったのだろう。内容は伏せたが、激励の事実がチームの危機を表していた。
「団体でやるスポーツだけど、ガラッと(流れが)変わるスーパーヒーローがほしい。完封する投手や逆転3ランの打者とかね。最後まで信じるしかない」
救世主の登場を願いたくなる2連敗。試合後のグラウンドでは本多が居残りで打ち込むなど、切迫した空気が広がってきた。
武田は5回2失点とまとめながら、6四死球と相変わらずのテンポの悪さ。攻撃も呼応するかのように詰めを欠いた。2回は3安打で1死満塁から無得点、3回も無死一塁から今宮が送りバントをミスした上、二盗に失敗で攻撃終了。4回に一時逆転しながら、6回は踏ん張ってきた江尻と嘉弥真で決勝点を献上した。
リーグ最多21度目の逆転負け。しかもチャンスがありながら今季23度目の1点差負けと、これは12球団で2番目に多い。悔しさ倍増の黒星だった。
「チャンスでもったいない。もっと早く崩せたんじゃないか。武田はしょうもない四球から、もったいない点の取られ方。試合としては5回2失点だけど。相手投手に負けないようにしないと…」
秋山監督は敗戦を静かに分析したが、ついに西武と1ゲーム差。お尻に張りつかれ、牙をむかれた状態だ。今日にもCS圏外に転落する可能性がある。西武とは直接対決を3試合残しているとはいえ、ソフトバンクの方が残り試合は2つ少ない。「どこも厳しいでしょう」とは秋山監督。厳しい現状を打開するヒーローはいったい誰…。【押谷謙爾】



