<イースタン・リーグ:DeNA5-3日本ハム>◇27日◇横須賀

 右肩関節唇損傷から復活を目指す日本ハム斎藤佑樹投手(25)が、1軍復帰へ向けた最終調整を上々の形で終えた。先発し、2回1安打無失点と好投した。この日、栗山英樹監督(52)が10月2日オリックス戦(札幌ドーム)での復帰登板を明言。約1年ぶりの1軍登板が決まり「今、持っている中での100%を出す」と、力強く宣言した。

 思い通りに最終調整を終えた。この日の投球内容に、斎藤は「打たせるべくして打たせたので、まあまあ満足しています」と好感触を得ていた。許した安打はボテボテの三塁への内野安打のみ。最速は139キロで予定の2回を四死球なし、20球でまとめた。笑顔とまではいかない。「与えられた試合で、全力を尽くして投げるだけです」。今季初先発となる10月2日オリックス戦へ気を引き締めた。

 ようやく、1軍に呼ばれた。伝え聞いたのは前日26日。西2軍監督兼内野守備コーチから通達された。「うれしかったと同時に不安もあります」と、素直な心境を吐露した。20日のイースタン・ロッテ戦では2回1/3を9失点、被安打7、5四死球と不安を残した。それでも、クライマックスシリーズ(CS)進出が厳しくなり若手の積極起用を打ち出すチーム方針もあり、チャンスが巡ってきた。「今、持っている中での100%を出す」と前を向いた。

 この日、栗山監督は「2日に投げさせます」と明言。「計算してきたし、ボールは投げられるし、あとは勝てる投球ができるか」と結果を求めた。斎藤も自覚している。最終調整のテーマは「脱力」だった。前回の反省は、投球フォームを考えすぎて力みすぎたこと。「とにかく『硬くなりすぎず』が今日のテーマだった」と、課題を1点に絞り、上々の感触を得た。

 野球人生で最大のピンチと闘ってきた。1軍マウンドは昨年11月1日の日本シリーズ巨人戦以来、先発は10月5日楽天戦(ともに札幌ドーム)以来になる。「この1年間、やってきたことを少しでも出せれば」。自信を胸に、現時点での力を見せる。【木下大輔】