阪神からFA宣言している久保康友投手(33)が今日2日に最終結論を出すことが1日、分かった。先発として経験豊富な久保に対して、先発陣の手薄なDeNAが熱心なアプローチを重ねていた。阪神も来季は先発が駒不足に陥る事情もあり、慰留を重ねていたが、DeNAの優位が揺るがないのが現状だ。

 久保は今季、リリーフに配置転換されたが失敗。これまでも先発として実績を重ねており、適性が浮き彫りになった。11月19日に阪神と残留交渉した後、同22日にはDeNA中畑監督から電話で熱烈なラブコールを受け「選手としてありがたい」と表情を緩めた。条件は両軍ともに2年2億5000万円前後を提示した模様で遜色ない。

 またDeNAは先発陣が手薄で、阪神以上に先発としてフルに働ける条件がそろう。久保のDeNA移籍が秒読みに入った。