スター候補生誕生!
新人合同自主トレ第1クール最終日となった12日、阪神ドラフト2位、横田慎太郎外野手(18=鹿児島実)が魅せた。3キロ走で、2位に大差をつけ圧勝。潜在能力の高さを見せつけ、視察した平田2軍監督を「まるで新庄」とうならせた。掛布DCもゾッコンの大型野手は、かつて虎ファンを魅了した新庄剛志ばりのブレークを目指す。
その1秒を削り出せ!
とばかりに前へ前へ、横田は大きなストライドで軽快に足を運んだ。毎年恒例の長距離走(3キロ)でまたも身体能力の高さを見せつけた。2年目以降の若手も参加する中、2位の育成島本に13秒差を付けての圧勝。「普段は短距離に比べたら長距離は苦手なんですが。1位になれてよかったです」と大粒の汗をぬぐった。
ひそかに準備を進めていた。年末年始は地元・鹿児島で走り込んだ。毎日約30分ほど長距離を走り、その後は短距離でも下半身をいじめた。「(長距離走が)あると聞いていたので、準備はしていました。速い先輩がいると聞いていたので、なんとか食らいついていこうと思っていました」。同時にスタートした藤浪ら先輩も制してみせた。
身体能力は“新庄級”だ。横田の爆走に平田2軍監督も思わず頬を緩めた。
「新庄が入ってきたときも身体能力はすごかった。動きが軽いしバネがある。そういう秘めたものがある。打撃も柔らかいし、素質がある。なんでもアピールだから。顔はまあまあかな。スターとしては」
冗談を交えながらも、基礎体力の高さに目を見開いた。同じ高卒でタテジマに袖を通した新庄氏に、横田の姿を重ね合わせた。
伝え聞いた横田も笑みがこぼれた。新庄氏の引退は06年。横田はまだ11歳。それでもはっきり残るスターの記憶をたどり「そう言ってもらえるのはうれしい。いろいろパフォーマンスとかオールスターでもやられていてすごいなと思っていました。将来的にチームの中心選手になれるように頑張っていきたい」とスター候補生認定を喜んだ。
昨年12月の体力測定ではオリックス糸井級の垂直跳び80センチで驚かせた。10日には掛布DCが反対方向へ打ち返す打撃を絶賛。跳んでよし、打ってよし、走ってよし-。虎党を夢中にした個性派スターの再来が待ち遠しい。無限の可能性をもつ18歳から目が離せない。【池本泰尚】



