2・1全開バリバリです!

 広島に新加入した一岡竜司投手(23)が14日、広島・廿日市市の大野寮に入寮した。巨人にFA移籍した大竹の人的補償として移籍。この日、初めて合宿所に足を踏み入れた。前日13日まで鹿児島・薩摩川内市内で巨人杉内を中心とした合同自主トレに参加。すでにピッチングも開始しており「キャンプ初日からアピールしたい」と、日焼けした顔をほころばせた。

 午後2時前、球団関係者の運転する車で大野寮に姿を見せた一岡。移動の疲れも感じさせず、さわやかな笑顔に似合わぬ猛アピールを誓った。

 「20球ぐらいですけど、8割から9割の力で、もう投げています。これまでこの時期に投げることはありませんでしたけれど、やっぱりアピールしないとダメですから。キャンプ初日、2月1日に全力でいけるように頑張ります」

 今月7日に広島・マツダスタジアムで入団会見を行った後、鹿児島入り。前日13日まで薩摩川内市内で巨人杉内を中心とした合同自主トレに参加していた。ソフトバンクからオリックスに移籍し、同じく自主トレに加わっていた山崎にブルペンで受けてもらい、投球練習を開始したという。

 巨人時代の昨秋にプエルトリコでのウインターリーグに出場。右足首を捻挫するアクシデントもあったが、その治療中もネット・ピッチは継続。「肩を使わなかったのは1週間ぐらい」という気合の入りようだ。このウインターリーグではカットボールも習得。真っすぐ、スライダー、さらにカウント球と空振りせる2種類のフォークボールに加えて、投球の幅を広げてきた。

 さらに刺激を受けたのが同郷・福岡で尊敬する先輩杉内の姿勢だ。「自主トレだし、もっと慎重にされるのかなと思っていたら、すごく走るし、ウエートトレもガンガン。若手に負けない練習量に驚いた」。11日に23歳の誕生日を迎えた際には、杉内らからサプライズのケーキでお祝いされたという。しかしシーズンに入れば敵、味方になる。

 「巨人に仕返し、なんて思ってないですよ(笑い)。でも恩返しはしたいですね。東京ドームでG打線を抑えたい。そのためにも1軍にいないと。広島は巨人以上に若い選手も多いし競争も激しいと思います。頑張りたい」

 どこまでも前向きな一岡が移籍元年で活躍すれば、王者・巨人を歯がみさせることは間違いない。【編集委員・高原寿夫】

 ◆一岡竜司(いちおか・りゅうじ)1991年(平3)1月11日、福岡県生まれ。大分・藤蔭から沖データコンピュータ教育学院を経て、11年ドラフト3位で巨人に入団。プロ2年間で13試合に登板し、防御率4・70。1軍未勝利。昨年はイースタン・リーグで15セーブ。巨人にFA移籍した大竹の人的補償で広島入り。179センチ、80キロ。右投げ右打ち。