サバイバルが同時多発で幕を開ける。阪神山口高志投手コーチ(63)が14日、先発ローテーションを争う若手を2チームに分けるプランを明かした。より多くの実戦テストを課すためで、沖縄組と安芸組に組み分けする計画。約990キロの距離を隔て、激しい争いが2カ所で展開される。

 実戦が始まる2月中旬に熱いバトルが幕を開ける。「全員(沖縄に)連れて行くんじゃなくて、先発の若手投手は2組に分ける。同時期にテストさせるかな」とゴングをかき鳴らした。現時点で確定的な先発ローテは能見、メッセンジャー、藤浪の3人のみ。残り3枠をかけて榎田、岩田の実績組に鶴、秋山、岩本、歳内、ドラ1岩貞らが火花を散らすことになる。

 実力が伯仲していることもあり、1軍、2軍という概念は薄い。実戦の結果次第では安芸スタート組でも、開幕ローテに入る可能性が十分にあるということだ。練習試合は沖縄で11日に日本ハム戦(宜野座)、高知でも西武戦が予定されるなどアピールチャンスは少なくない。発奮材料にはもってこいだ。

 投手に限らず、ベテランは安芸からスタートというプランも浮上するなど、例年以上に激しい争いとなる舞台が整う。結果を残して枠をつかみ取れ-。山口コーチのプランは、投手陣全体へのメッセージだ。