中日の守護神岩瀬仁紀投手(39)が“背負い投げ投法”で14年に臨む。15日、鳥取市内での自主トレで、今季から取り組む新フォームについて「柔道で言うと背負い投げのようなイメージ」と明かした。

 「ワールドウィング」小山裕史代表(57)の指導により、バックスイングを大きく取り、上から振り下ろすように投げる。「打者が感じるボールの力や手元でのキレ、伸びが違うのでは。これまでは体重が乗ったボールを投げられていなかった。プロに入って初めて、いい球が投げられて楽しい感覚で練習しています」。今季不惑を迎える守護神の進化。鳥取でキャッチボールの相手を務める山本昌は「受けててボールが違うし調子のよさが分かる。V字回復で防御率0点台いくかも。チームを救うウルトラマンだね」と目を丸くしていた。