ソフトバンク五十嵐亮太投手(34)が抑えでシーズン完走する。日本時間16日、米国での自主トレを公開。今季は救援陣にサファテと岡島が加わり、キャンプからポジション競争は激しい。それでも「キャンプはスタートから競争になっていくと思うので、そこに勝って、開幕からシーズンを通してクローザーとしてやっていけたら」と“花形”にこだわった。

 昨季は抑えを固定できず、ファルケンボーグ(現楽天)と岩崎、千賀、7月から五十嵐が「4代目」に就いた。最終的に12セーブを挙げ、やりがいを感じた。その上で「向こうも研究してくるのは間違いないので、僕が先手をとってどう抑えるか考えたい」と技術革新がいると自覚した。その1つが昨秋から磨きをかけるフォークボール。米国でも2度ブルペン入りし、落下の軌道をチェックした。

 「去年は真っすぐとカーブとカットボールだけでやって、カーブだけだとどうしても打者の対応が早い。前半はそれでもいけたのですが、後半は相手も対応してきた。単純にヒットの確率が上がるので、それを防ぐためにフォークボールというもう1つの球種が必要だと感じました」

 14年型の投球を思い描き、優勝するために個人とチームに必要なものを考えた。「僕個人としては自分の仕事を1年間けがをせずにやることが大切。チームとして自分がどう必要とされているかを理解して個人個人がそれに向かってやっていければ、自然とチームとして1つになり、組織力は大きくなっていくと思う」。優勝請負人の期待を受けた移籍1年目はV奪回とはならず。真価を問われる2年目に前年を上回る身と心でぶつかる。(米ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)