魅せましょう、パフォーマンスの力を!
巨人片岡治大内野手(30)が22日、移籍後初めてジャイアンツ球場で自主トレを行った。西武ではムードメーカーも担い、昨季は「WIN
WIN」のポーズを考案し、チームの一体化を図っていた。新天地でも仲間に溶け込み、新ポーズを考案して日本一奪回へと盛り上げる。
巨人でもキャラを貫く。西武時代はムードメーカーだった片岡は、昨季は脇を2度パフパフして脇腹に肘を当てる動きを考案。「WIN
WIN」とファン公募で命名されたパフォーマンスで一体感を生み出した。新天地でのポーズを聞かれ、迷いはなかった。「僕は(ヒットでも本塁打でも)どこでも、やっちゃいますからね。何か考えますよ、新ポーズを」と笑った。
近年の球界はパフォーマンスブーム。昨季セ・リーグでは阪神の「グラティ」が流行した。巨人もかつてはラミレス(前DeNA)がポーズを決め、現在は本塁打の生還時に、原監督がグータッチで出迎えているが、チーム全体としてのパフォーマンスはない。片岡が新しいポーズを生み出せば、定着する可能性は高い。
パフォーマーとして認知されるため、仲間に溶け込む必要がある。移籍後、初めて訪れたジャイアンツ球場で選手、関係者にあいさつを繰り返した。「心配なこともあるけど、内海くんに助けてもらってやっていきたい」と東京ガス時代の同僚で同い年のエースを通じて親交を深める。
仲間も新戦力がなじめるようにはからう。今季から選手会長の村田は宮崎キャンプ前の合同自主トレ中に野手で決起集会を開くことを提案。2年前にFA移籍した男は「早い段階で井端さん、片岡と一緒に食事に行ければ。どういう考え方を持っているのか、会話をすることで分かる。キャンプ前の野手会は今まであまりなかったけど、うまくコミュニケーションを取りたい」と気遣った。
プランを伝え聞いた片岡は「座る席に困りますね。端っこかな」と苦笑いしたが、心遣いには感謝した。「焦る気持ちはあるが、自分のペースでできるように進めたい」。身も心も巨人の一員となった時、流行をさらうような新ポーズが生まれる。【広重竜太郎】



