ソフトバンク松田宣浩内野手(30)が22日、福岡・西戸崎合宿所での自主トレを公開し、昨秋からの打撃改造を取りやめたと明かした。体全体で球を迎え、前のポイントでたたく自称「前手ギュン打法」が特徴。これは体力の消耗が激しいことから、秋季キャンプから右足に体重を多く残す軸回転を練習してきた。「とことん球を引きつけて打っていたが、僕らしさがなくなっていた。気持ち的に少し引きつけるが、基本スタイルは変えない」と前さばき継続を宣言した。

 先日まで母校亜大で珍トレに挑戦。両手を後頭部に回したまま両足跳びで400メートルトラックを2周する「ピョンピョン」や、重さ20キロのバーを担いでスキップする「ハイジ」(ともに松田命名)などで強化した。「大学生がやっているメニュー。これができたってことは、老けてないってこと。35歳まではバリバリ行きます」。この再確認も、打法継続の決断につながった。西戸崎近くの大嶽神社で階段ダッシュするなど、元気いっぱいだった。