巨人阿部慎之助捕手(34)が24日、今季のテーマを「再」の一文字に決めた。約2週間に及ぶ米グアムでの自主トレを終え、日本に帰国。グアムを離れる直前、毎年恒例の書き初めを求められ、力強く筆を走らせた。「再び、タイトルを取れるように。再び、日本一が取れるように。そういう思いを込めた」。主将として、主砲として、チームと個人の目標を込めた。
即決だった。心を落ち着け、筆に墨を染み込ませたと思えば、スラッと「再」としたためた。昨季はリーグ連覇を果たすも、日本シリーズで楽天に敗れ、日本一連覇には届かず。個人としても、本塁打は前年を上回ったが、打点王と首位打者を獲得した一昨年の2冠から無冠に終わった。「去年は本当に悔しい思いをした。何としても、取り返したい」と雪辱に燃える。
宮崎キャンプではOBの松井秀喜氏が、臨時コーチとして参加し、長嶋終身名誉監督も視察に訪れる予定だ。プロ1年目に監督だった長嶋氏と、憧れの先輩だった松井氏が“再”集結。巨人の顔として、チームを引っ張る阿部にとっても、再び、原点に立ち返る機会になりそうだ。
グアムでは気温30度を超える炎天下の中、坂本ら若手に交じって、過酷なランニングメニューを消化。後継者候補の河野には「(ドラフト1位の)小林くんにチョットだけ違いを見せてほしい。これだけできるんだというのを」とハッパをかけた。「キャンプに入れる体を作ることが大事だった。1年間、戦える準備はこれから」。14年、再び走りだすための下地は出来上がった。【久保賢吾】



